2009年12月11日(金) <手術の翌日>
私の絶望的な苦痛は快方に向かうどころか頂点に向かっている
いや・・もう何度も頂点を通り超えているのに
終わりがないと言った方がいいのかもしれない・・
原因は 硬膜外麻酔のご利益が・・終わりはじめているからか
同じ姿勢で固定されているせいか
今まで感覚のなかった腰回りが熱を持ち始めた
左足は感覚が戻った・・右足は指先までしびれているだけで感覚がない
なるべく動いてと言われても感覚のない足は動かないと思うのですよね・・・
左足に力を入れて顔を少し動かしてみる 胸が苦しい
窓の外が白んできた どんな夜にも必ず朝は来るんだな・・
酸素マスクが外され・・心電図がはずされ・・足の機械も外される
わずかずつ広がる解放感は 天から降りる蜘蛛の糸 すがるにはあまりにも細い・・
そこに看護婦さんの声がかかる
「背中のチューブ抜きますから横向いてください」・・ご利益の終わりか
・・・ってか・・・
・・・・よこ・・は無理でしょ・・・
だけどこうなったらどうにでもなれと
ベッド柵をつかんで渾身の力で左肩を1センチ持ち上げた(つもり)
先生のお力添えをいただいて 無事背中のチューブは抜かれ(無痛)
何事もなかったように普通のバンドエイドが「ペ」と貼られます
大役を努めあげた満足感とともに 又もとの苦痛の沼に沈んだところ
耳を疑うような声がかかる
「起き上って歯を磨いてみましょう」
はぁ〜?
私の短い人生経験からすればこの苦痛状態は絶対安静ですが?←声にならない
・・何もこんな時 1回くらい歯磨きさぼっても虫歯にならないと思うし シクシク・・
「じゃあベッド上げます」ゴーリゴーリゴーリ
『ぁ・・も・・う む・・り』 ←必死の叫び
「じゃ少しこのままにしておきますねー」 ・・そしてまさかの放置プレー
わかっていただけますでしょうか・・ 『む・・り』の状態で マテ!がかかっているのです
しかも隣では 私の次に手術を受けた人が 歯磨きをやってのけ
「朝食食べられますか?」とか聞かれているのです
やはりここはマトリックスの世界なのか?
隣の人は 食事こそ断っていたけれど なんとその後トイレに歩いて行ってしまった・・・
もうすぐ垂直になろうというベッドの上でくじけている頭の中にBGMが流れた
ジャッジャラララ♪ジャラララ♪ジャララララララララ♪
人〜生 勇〜気が 必〜要〜さ〜♪
く・じ・け・りゃ誰かが 先〜に行く〜♪
後から来たのに追い越され〜♪
黄門様・・私頑張ります!
ナースコール プーーーッシュ! 『歯!磨きます!』
『トイレまで歩きます〜〜〜〜〜』
先ほどまでとうって変わった私の姿勢に 看護婦さんたちも応援してくれて
何とか 無事点滴を引きずってトイレまでたどり着き
自ら導尿管をはずし便座に腰掛け(何も出ないけど)・・
本日のミッションをクリアし 無事病室のベッドまでたどり着いたのです
しかし油断はできない・・もう導尿管はないのだ・・
しかも 点滴によってすごい勢いで水分が送り込まれている
一度出来たことがもう一度できる保障など・・どこにもないのだ
| 本日の教訓> 手術の後は無理にでも動かすことによって苦痛から早くのがれることが出来るらしい |
意外にも 2度目3度目のトイレは 「イテテテテ」とかいいながら 行けてしまったし
お昼にはお腹がすいてご飯が待ちどおしかった
ベッドの背を起こしてもらってスプーンを手に持ち 3分粥に伸ばす・・
・・・び・・微妙に届かないし 体を起こすのは痛い・・
幸いカーテンの中・・えいやと伸ばした手で椀をつかみ ごくっと飲んで終了
空腹が治まると 痛みが際立つ
その辺は看護婦さんに我慢せず大げさに伝えて 最大限の鎮痛処理を施していただき
ついでに寝られる薬も混ぜていただいて
トイレとご飯以外は 痛みと眠気の真ん中をさまよう悪夢だけ10本立ての時間が始まったのです
この日も母バートンがお見舞いに来てくれました
一言二言言葉を交わす度に体力ゲージが下がるのを感じ 10分ほどでマタネ をしました
さすがに写真を撮れない1日でした
PS>ガスがでます
12日(土) <手術から2日目>
朝の検温の際 週に一度の計測があった 体重計に乗ってぶっくりした 何故か太っている・・・
看護婦さんは500gサービスしてくれたけれどそれでいいんだろうか?
隣の人は 3キロサービスしてほしいと頼んでいたけれど断られていた・・ 笑うとお腹が痛い
| 朝食> 全粥食 味噌汁・インゲンと豚肉の佃煮風 柚子なます・牛乳・ふりかけ 分量が一気にぐんと増えた お粥もみそ汁も少し温かい 豚肉とインゲンのつくだ煮風っていうのは ガッツリ茹でて脂身をなくした硬い豚肉で作った薄味の生姜焼きっぽい なますをおかずにおかゆを食べるのははじめてだった |
病室は5階・・窓の外には新宿の高層ビルと 中野のビルが見えます
「あ・・飛んでる・・なんて言ったかしら・・熱気球じゃなくてアドバルーンじゃなくて・・」
・・って看護婦さんが指さすけれど
| 写真が荒くてすみません ビルの上の 「飛行船」のことですよね ・・でも 「今の私には 痛み止めの座薬にしか見えませんけど・・」 |
相変わらずトイレとご飯以外は 痛みと眠気の真ん中をさまようだけの日
・・昨日より確実に動けるようになっている
手術の痛みはあまり変わらない・・というかむしろ増えているような気がするのは
術後それより辛い部分があったからだ
何故か 首筋がちがったみたいに 背中まで糸がつるような痛みと
息をするたびにある刺しこむような肋骨の痛みと 背中全体のこわばりなのです・・
なぜそんなところがこんなに痛いのか看護婦さんに聞いてみたのですが
術後 体を動かさないと強張って痛かったりする・・というような返事でした(←納得できていない人)
多分 ヴォルデモードが クルーシオの魔法をかけたんだとおもいます
| 昼食> 全粥食 汐焼き(おろし付き)・ほうれん草浸し・すり身の磯辺焼き・バナナ 調理されているものすべて味はほぼ付いていません 汐焼きって素焼きなのかなー・・ 何がありがたいって・・醤油のパックが2つついていることです ・・私って 塩分とりすぎなのかな・・ |
面会時間の始まるころ(3時ころ) ジートンとバートンとパパと息子sがお見舞いに来てくれた
なんでそんなにみんな揃って?と思ったら
家に大蛤が届いたけれど調理出来ないので 横流しの待ち合わせを病院にしたらしいです
ちょっと頑張って 待合室まで行ってみたけれど
やはり話をしているうちに 急速に体力ゲージが減ってきついのでマタネをしてベッドに戻り又寝ました
長男君はちゃんと洗濯をしたりチャーハンやラーメンを作ったりしているようです
次男君はぬか床をかき混ぜてくれたようです
この後みんな一緒に美味しいものを食べに行ったらしいという噂です
| 夕食> 全粥食 ハンバーグ(茹でキャベツ・茹で人参付き) フレンチサラダ 味噌汁 ちりめん小女子 慣れてきたのか はたまた体調のせいか 食事が美味しく感じられてきました でもやっぱり何となく 焼いたハンバーグと茹でた野菜に 中濃ソースをかけたのをおかずにおかゆを食べるのは新しい・・ ちりめんは好きなんだけど・・甘露煮ってどうもご飯のそばに置いてほしくないわ〜 |
夕食後 抗生物質の最後の点滴が終わって不思議なものを受け取った
・・お風呂カード?・・
| 入浴カード | 脱衣場 | 洗い場 | 浴槽 |
介助入浴が出来る広さのある浴室です 湯船も大きくて気持ちよさそうですが
術後1カ月は シャワー浴のみだそうです
「シャワーだけにしてください 傷口を強くこすったりしないでくださいね」
・・って んなこと 頼まれたってしませんから(涙
傷口にはテープが貼ってあるのでシャワーがかかっても大丈夫だそうです
まさかとは思ったけれどおそるおそる入ってみた
髪を洗う中途半端な格好が首・背中・腰に来る 傷に来る・・
全身を洗うことはやめてガチガチの背中から腰に強めのシャワーを長く浴びてみた
すごくさっぱりしたし 又1段階体回復した気がする
ぁ 今夜も痛み止めは飛行船ボルタレン座薬でおねがいします!
13日(日)<手術から3日目>
丁度いい角度で座ると 動いていない時あまり痛みを感じなくなった
この日の朝食には 8枚切りの食パンが2枚付いていたのですが
給湯室の隅にトースターがある事をお隣さんが教えてくれた
コソコソ・・と二人でパンを焼きに行きました
| 朝食>コールスローサラダ・茹で卵・牛乳・食パン・はちみつ・マーガリン | |
| トーストしたての食パンは熱々でカリカリ♪ マーガリンを塗って 薄味のコールスローと茹で卵に塩を振って 旨いかも♪ |
朝食後 こっそり1階の喫茶室でコーヒーを飲みながら窓際で本を読んだ
お昼ころパパが来てくれて 又 喫茶室に行ってコーヒーを飲んだ
3時ころズンコとサユリンが来てくれて マタマタ 喫茶室でコーヒーを飲んだ
多分そのせいだろう この夜は全然眠れなかった
明日は睡眠導入剤も もらおう
そういえば お腹から出てきた歯 あっちこっちで見せびらかして居たら なくなってしまった・・シクシク・・
一応報告
| 昼食 | 常食 粕漬け焼き(塩もみ月塩もみ付き)・ゼンマイ煮・海苔のつくだ煮・なめこ汁・白米 どうやら今までの 急に食事が美味ししくなりました なめこが沢山入ったみそ汁 海苔の佃煮も好物です しかもご飯が温かい! |
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| 夕食 | 常食 鶏肉の甘酢あんかけ・キュウリの酢の物・白菜漬け・りんご・白米 なんだかとてもヘビーな食事になってきてカロリーが気になりだしました |
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